はじめに|その道具、買う前に一度立ち止まってみませんか?
「サッカーを始めたばかりの子どものために、いろいろ道具を揃えたい」
「でも、何が本当に必要なのかわからない…」
そんな風に感じている保護者の方はとても多いです。特に周囲の子が持っている道具を見て「うちも買わなきゃ!」と焦ってしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、子どものサッカーに必要な道具は、すべてが“今”必要なわけではありません。
今回は、道具を紹介する記事ではなく、「その道具が本当に必要かどうかを判断するための5つの基準」をわかりやすくお伝えします。

判断基準①|チームやスクールで“指定”されているか?
まず第一に確認すべきことは、所属しているスクールやチームで使用が義務づけられているかという点です。これが明確であれば、迷わず準備しましょう。
例えば、以下のようなアイテムは「指定されていることが多い」代表例です。
- トレーニングシューズ(トレシュー)
- すね当て(レガース)
- チームユニフォーム
- トレーニングウェア(スクール指定の場合)
逆に、指定がなければ「他のもので代用できないか?」「今は必要か?」という目線で考えることが大切です。

判断基準②|その道具は“日常的に使うもの”か?
つい気になって買ってしまいがちなのが、使用頻度が低いアイテムです。
特にトレーニンググッズや大きめの練習器具は、「最初だけ使って、あとは押し入れに眠っている…」という声も少なくありません。
具体的な例:
- 戦術ボードやサッカーノート:使う習慣がなければ不要
- 自主練用道具:子どもがスクールの練習で満足なら不要
- ミニゴールやポップアップゴール:自宅のスペースと使用頻度による
ポイントは、継続的に使うかどうか。
“1回使って満足”ではなく、“毎週・毎日使うか”を目安に考えましょう。

判断基準③|他の道具や家庭用品で代用できないか?
「サッカー専用」と名のつくアイテムは魅力的に見えますが、実は家庭にあるもので代用できるケースも多々あります。
たとえば:
- サッカー用タオル → 普通のスポーツタオルで十分
- 保冷バッグ → スーパーやアウトドアで使うものと同じでOK
- ボールネット → トートバッグや大きめリュックで代用可
「専用」と聞くと特別感があってつい買いたくなりますが、まずは手持ちのもので足りないかを見極めることが節約にもつながります。
判断基準④|子ども自身が「使いたい!」と思っているか?
これはとても大事な視点です。親として「よかれ」と思って買った道具でも、子どもが興味を持っていなければ意味がありません。
特に自主練用の道具やノート、動画教材などは、本人が「使いたい!」「やってみたい!」という気持ちがないと、ほとんど活用されない可能性が高いです。
子どもが前向きな気持ちで使う道具は、吸収力もモチベーションも桁違いです。買う前に、ぜひ子ども自身に意見を聞いてみてください。
判断基準⑤|“今”のタイミングで必要なものか?
成長期の子どもは、体のサイズも技術レベルもどんどん変わっていきます。
そのため、「今すぐ買うべきか? それとももう少し待ったほうがいいか?」という視点はとても重要です。
よくあるケース:
- シューズ:少し大きめを買ってしまいがちだが、フィット感重視が大事
- すね当て:サイズが合わないとずれたり、逆にケガの原因に
- ウェア類:一度にまとめ買いするとサイズアウトが早く後悔することも
「今の子どもに合ったサイズ・仕様か?」を判断することが、結果的にコスパの良い買い物につながります。
まとめ|“必要かどうか”の見極めが、賢いサポートにつながる
サッカー道具選びは、「全部そろえること」が目的ではありません。
大切なのは、子どもにとって本当に必要なものを、必要なタイミングで、納得して用意してあげること。
今回ご紹介した5つの判断基準を参考にすることで、「これは必要」「これは後回しでOK」と冷静に見極められるようになります。
✅ 判断基準まとめチェックリスト
- チームやスクールで指定されているか
- 頻繁に使うものか
- 家にあるもので代用できないか
- 子どもが使いたいと思っているか
- 今のタイミングで適しているか
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