お子さんのサッカーの練習試合で「パパ、審判お願い!」と突然言われた経験はありませんか?
私自身、小学生の頃にサッカーをしていたとき、チームメイトのお父さんが“パパ審判”として副審をしている姿をよく見かけました。
サッカー経験がある方はなんとなく理解できるかもしれませんが、未経験のパパにとっては「副審って何をすればいいの?」と戸惑ってしまうこともありますよね。
そこで今回は、サッカーのパパ審判として副審を任されたときに最低限押さえておきたい基本の役割をわかりやすくご紹介します!
そもそも副審とは?
副審とは、ピッチのサイドライン沿いに立ち、主審をサポートする審判のことです。
フラッグ(旗)を使って主審に合図を送り、判定を助ける役割を担います。
特にジュニアサッカーでは、急きょ「パパ審判」として副審を頼まれる機会が少なくありません。
主審に比べて副審は「基本さえ押さえればすぐ対応できる」ポジションなので、パパが最初に担当するのにピッタリです。

パパ審判が押さえるべき副審の3大役割
1. オフサイドの判定をサポートする
副審の最も重要な仕事が「オフサイドの判定」です。
オフサイドラインは主審から見えにくい位置にあるため、サイドラインにいる副審がその判定を担うケースが多くなります。
フラッグの使い方:
1,オフサイドを確認したらフラッグを素早く真上に上げる
2,その後、オフサイドの位置に応じて前に出して方向を指し示す
3,主審が笛を吹いたら、プレーが止まり判定が確定
※ オフサイドについてはこちらのブログで詳しく説明をしています。
2. ボールがラインを超えたかどうかを確認する
副審の役割としてもう一つ重要なのが、「ボールが完全にラインを超えたかどうかの確認」です。
主な場面
- スローイン(タッチライン):
→ ボールが出た方向と、どちらのチームのボールかをフラッグの向きで主審に伝える - ゴールキック or コーナーキック(ゴールライン):
→ 最後に誰が触ったかを確認し、主審に合図
主審はコート中央を動いているため、ライン際は副審の目がとても重要になります。

3. ファウルや反則の確認
接触プレーやファウルの見落としを防ぐためにも、副審のサポートは欠かせません。
特に、主審の死角になりやすいサイドライン近くでは、副審の判断が活きます。
フラッグを使う場面:
- 明らかなファウルがあったとき
- ハンドやラフプレーを確認したとき
- ボールのないところでの接触や暴言など
※ ただし、最終的な判定を下すのは主審。副審はあくまでサポートに徹しましょう。

まとめ|サッカーのパパ審判が副審で押さえるべき基本3つ
いざサッカーの練習試合でパパ審判をお願いされたときに慌てないよう、次の3つのポイントを頭に入れておきましょう:
✅ オフサイドを見逃さず、正しくフラッグで合図
✅ ボールがラインを越えたかをしっかり確認して示す
✅ ファウルや危険なプレーは主審に合図でサポート
副審の基本は「フラッグを正しく使い、主審を支えること」。
難しく考えすぎず、“安全第一・子供たちが楽しくプレーできる”という視点を忘れずに対応すれば、パパ審判としてしっかり活躍できます!