試合で使われるルールや言葉の解説

サッカーを始めてしばらく経つと、ルールや専門用語も少しずつ覚えてきたのではないでしょうか。しかし、その中でも「意味がよく分からないな…」と感じる言葉もあるかもしれません。そこで今回は、試合中によく使われるサッカーの専門用語やルールの意味を解説します。サッカーの理解を深めて、さらに楽しくプレーしましょう!

1. アドバンテージ

「アドバンテージ」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?もしかすると、この言葉の意味がわからず少し戸惑うことがあるかもしれません。

アドバンテージとは、ファウルが起きた際に、審判が「プレイを続けた方がファウルを受けたチームに有利」と判断した場合に使われる言葉です。つまり、ファウルがあってもプレイを止めずに続行するという意味になります。

アドバンテージが使われるシチュエーション

  • ファウルを受けた側のチームが攻撃を続けている場合

※もしファウル後に攻撃のチャンスが途絶えた場合は、審判がファウルを宣告し、ファウルが起きた場所から試合を再開します。

2. ニアサイドとファーサイド

試合中、「ニア!」や「ファー!」という掛け声を聞いたことはありませんか?これもサッカーでよく使われる用語です。

  • ニアサイド:「ボールが来る方向に対してゴールの手前側」を指します。
  • ファーサイド:「ボールが来る方向に対してゴールの奥側」を指します。

この言葉は、主にサイドから攻めている時にクロスを上げるタイミングで使われ、「どこにボールを出してほしいか」を味方に伝えるための掛け声です。たとえば、味方が「ニア!」と言ったら「ゴールの手前側にクロスを出してほしい」という意味になります。逆に「ファー!」なら「ゴールの奥側に出してほしい」ということになります。

3. マイナスクロス

次は、クロスに関するもう一つの専門用語「マイナスクロス」を紹介します。

マイナスクロスとは、クロスを上げる選手から見て、斜め後ろにいる選手に向けてボールを出すクロスのことです。

ゴールライン近くまでボールを持って上がった際に、直接ゴール前にクロスを上げるのではなく、少し後ろにいる味方にパスを出すことで、相手ディフェンスの裏を突くことができ、ゴールチャンスを作りやすくなります。例えば、ゴール前が混雑している時に、マイナスクロスで後方のフリーな味方にパスを送ると、効果的な得点チャンスを作れます。

「マイナス!」と言われたら、ゴール前だけでなく少し後ろの味方にも目を向けてみましょう!

4. マーク

次に紹介する「マーク」も、試合中に頻繁に使われる言葉です。

マークとは、相手の選手を守る(つく)ことを指します。ディフェンスの際に、「あの選手をマークして!」というように、特定の選手に付き、自由にプレーさせないように見張ることです。

マークの仕方には2つの種類があります

  • マンマーク:特定の相手選手に1対1で付き、常にその選手を見張る守り方。
  • ゾーンマーク:自分の担当するエリアに入ってきた相手を守る方法で、エリア内にいる相手選手をしっかりとカバーします。

試合中に「マークが甘い」とは、相手をしっかりと見張れていない状態を指します。マークをしっかり行うことで、相手の攻撃を防ぎやすくなります。

まとめ

サッカーには、試合の状況やポジションに応じてさまざまな専門用語が飛び交います。今回は特に頻繁に使われる「アドバンテージ」「ニアサイド・ファーサイド」「マイナスクロス」「マーク」について解説しましたが、これらを理解することで、試合の流れがよりわかりやすくなるでしょう。

言葉の意味をしっかり覚えて、サッカーの奥深さをさらに楽しみましょう。試合観戦でも、この用語を使って応援することで、より一体感を持って楽しめるはずです!

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