サッカーは、ボールをゴールに入れて得点を競い合うシンプルなスポーツです。しかし、その中には緻密な戦術や駆け引きが行われています。まだサッカーを始めたばかりの頃は、戦術について深く考える必要はないかもしれませんが、サッカーを続けていく中で、そして上のカテゴリーに進むにつれて、戦術を理解することが重要になってきます。
そこで今回は、サッカーにおける代表的な戦術について解説します！実際にサッカーで活かすのはもちろん、もしサッカー観戦が好きであれば、今後の観戦もさらに楽しめるはずです。
1. カウンターアタック戦術
まずは、カウンターアタック戦術について解説します。
カウンターアタックは、守備から一気に攻撃へと転じる戦術です。相手が攻撃している時にボールを奪い、相手の守備が整う前に素早く攻撃を仕掛けるのが特徴です。
- 利点: 相手が攻撃に人数をかけている間に速攻を行うため、守備が薄い状態で攻撃ができ、ゴールを奪いやすくなります。
- 欠点: カウンターアタックを行うには守備に徹する時間が長くなるため、ボールを奪えない時間が続くと失点のリスクが高まります。
2. ハイプレス戦術
次に、ハイプレス戦術について見ていきましょう。
ハイプレス戦術は、相手守備陣やゴールキーパーに対して積極的にプレッシャーをかけ、相手ゴールに近い位置でボールを奪うことを狙った戦術です。相手がボールを保持した瞬間にプレス（相手に詰め寄ってボールを奪おうとする動き）を仕掛け、相手のミスを誘発させます。
- 利点: 相手ゴール近くでボールを奪えるため、ゴールチャンスを多く作ることができます。
- 欠点: チーム全体でプレスをかけるため、守備の裏にスペースが生まれやすくなり、かわされるとピンチになりやすいです。また、走る時間が増えるため、選手にとっては体力的に負担がかかります。
3. ポゼッション戦術
最後に、ポゼッション戦術について解説します。
ポゼッション戦術は、チーム全体でパスを繋げながらボールを保持し、試合の主導権を握ることを目指す戦術です。一人の選手がボールを持つ時間が短く、チーム全員でテンポよくパスを回していく特徴があります。
- 利点: ボールを保持する時間が長いため、失点のリスクを抑えることができ、また、パスを回すことで相手選手を動かし、疲れさせることができます。
- 欠点: 正確なパス技術、広い視野、一瞬で的確な判断をする力など、非常に高い技術が求められます。
今回はサッカーの基本的な戦術について解説しました。サッカーには他にも多くの戦術が存在し、試合の中では緻密な駆け引きが行われています。こうした戦術を理解できると、サッカーをプレーする際や観戦する際に、さらに楽しく感じられるはずです。
