お子さんがサッカーを習い始めてから、「公園に行ったらサッカーがしたい!」と誘われることが増えていませんか?
私も小さい頃、サッカーを始めてからは友達と遊ぶ時も、家族と出かける時も、常にボールを持ち歩いてサッカーばかりしていました。
大人になった今でもその頃の思い出は鮮明に残っています。
でも、いざ子どもとサッカーをしようと思っても「どうやって教えればいいのか分からない…」と感じる親御さんも多いのではないでしょうか?
そんな時は“教える”ことより“遊ぶ”ことを意識してみてください。
遊びながら自然と身につく力がたくさんあります。
今回は、親子で楽しめてサッカーの上達にもつながる“サッカー遊び”を4つご紹介します!
1. サッカーテニス(バウンド数で返すラリー遊び)
●遊び方
- コーンやネットは不要。地面にバウンドさせた後、相手に返すシンプルなルールです。
- たとえば「1バウンド以内で返す」「2バウンド以内で返す」といった形で、バウンド数を決めて行います。
- 手は使わず、足や膝、頭を使ってボールをコントロールしながらラリーを続けます。
●ポイント
- 卓球やバドミントンの感覚で楽しみながら、「ボールタッチの柔らかさ」「タイミングを合わせる力」「リズム感」が自然と養われます。
- サッカーボールが難しければ、ビーチボールやバレーボールなど弾みやすいボールを使うと良いでしょう。
- お互いに回数を数えながら「何回続けられるかチャレンジ!」とすると盛り上がります。

2. ボール持ち鬼ごっこ(ドリブルしながら逃げる鬼ごっこ)
●遊び方
- 子どもがボールをドリブルしながら逃げ、大人がそれを追いかけます。
- ただ走って逃げるのではなく、常にボールを足元でコントロールしながら動くのがポイント。
- スペースを制限することで、細かいドリブル技術がより求められます。
●ポイント
- 「ドリブルの基礎」「体の向きを変える敏捷性」「周囲を見て状況判断する力」が身につきます。
- 大人はスピードを落としたり、逆にフェイントを入れたりして、遊びの中で駆け引きを楽しむのも効果的。
- ボールを守るために体を入れる動き(ボールキープ)の感覚も覚えられます。
- 決まった時間内で「何回捕まえられたか」「1分間逃げ切れるか」などミッションを決めるとゲーム性が増します。

3. 的当てゲーム(シュート練習の遊びバージョン)
●遊び方
- 公園の木、ベンチ、ペットボトル、コーンなど、狙う的を決めてシュートします。
- 的を小さくしたり、距離を変えることで難易度調整が可能です。
- 親子で交互に挑戦し、点数を競ったりタイムアタックをすると盛り上がります。
●ポイント
- 「シュートの正確性」「狙ったところにボールを運ぶキック力」が自然と身につきます。
- 初心者のお子さんにはインサイドキックでゆっくり当てる練習から、慣れてきたらインステップで強く正確に狙うチャレンジも。
- 「当てたら好きなご褒美がもらえる」など小さなご褒美を用意するのもモチベーションアップに繋がります。

4. ドリブル迷路(遊びながらボールタッチ強化)
●遊び方
- 地面にコーンや荷物を並べたり地面に直接書いて簡易的な迷路を作ります。
- その迷路の中をドリブルでジグザグ進みながらゴールを目指します。
- タイムを計ったり、途中に障害物(親が立って妨害するなど)を追加するとゲーム性が高まります。
●ポイント
- 「細かいボールタッチ」「姿勢を低くしてボールを見る技術」「狭いスペースでの体さばき」が鍛えられます。
- 子どもの成長に合わせて迷路の幅を狭くしたり、S字カーブを作ったりするとレベルアップ。
- 親子で「どちらが速くゴールできるか!」と競い合うのも盛り上がります。
- ボールを止める→動かす→方向を変えるといった動きが連続するため、実戦にも直結する力が身につきます。

【まとめ】親子で楽しむことが“上達への近道”
サッカーは技術も大切ですが、何よりも「楽しい!」と感じることが続ける秘訣です。
子どもにとって、親と一緒に遊ぶ時間は特別なもの。その時間の中で自然とサッカーが上手くなるなら最高ですよね。
今回紹介した4つの遊びは、特別な道具や場所がなくても気軽にできるものばかり。
「今日は何しようか?」と迷った時に、ぜひ思い出して取り入れてみてください。
遊びながら、親子で笑顔になりながら、サッカーのスキルもレベルアップ!
そんな素敵な時間を一緒に楽しんでください。
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